ミカンコミバエ種群の予防的防除の実施について

ミカンコミバエとは

ミカンコミバエは、現在国内には定着していませんが、かんきつ類やびわ、その他野菜類に大きな被害を与える害虫です。毎年、台風等の強風により東アジア等から国内へ侵入していることが確認されているため、平時より農林水産省植物防疫所が長崎県と連携し、侵入の有無を確認するためのトラップを設置して侵入を警戒しています。万が一、侵入が確認された場合は、国内定着を防ぐために直ちに防除対策を実施することとしています。

ミカンコミバエの発生状況

長与町に設置している調査用トラップにおいて、6月19日に1匹のミカンコミバエ種群が確認されました。

さらに、6月30日に長崎市横尾に設置している調査用トラップにおいて、ミカンコミバエ種群が確認されました。

テックス板(誘殺板)の設置について

ミカンコミバエ種群のまん延を防止するため、農林水産省植物防疫所が長崎県、時津町、長与町及びJA長崎せいひと協力し、6月20日に発生地点から2キロメートル圏内(長与町・時津町の一部)にテックス板(誘殺板)を設置します。

また、6月30日に追加発生したことを受け、7月1日に発生地点から2キロメートル圏内(長崎市・時津町の一部)にテックス板(誘殺板)を設置しました。

テックス板は、一辺が約4.5センチメートルの植物質繊維の板に誘引剤と殺虫剤を含ませたもので、自然に土に還る素材で作られています。

 

【注意事項】

1.テックス板(誘殺板)には素手で触れないこと。

2.触れた場合は、すぐに石鹸等で洗い流すこと。

まん延防止に向けて

ミカンコミバエは、果樹や野菜の果実に卵を産み付けます。落下した果実は、園地や庭先に放置せず、必ず地中に埋設するか、ビニール袋に入れて処分するなどの対応をお願いします。

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更新日:2025年07月01日