マイクロバスの適切な利用について

違法な白バス行為にご注意ください

マイクロバスは、グループ旅行などの移動の際に広く利用されていますが、マイクロバスのサービスの中には、旅客自動車運送事業の許可を得ずに運送行為を行う無許可営業や、レンタカー事業者がレンタカー(マイクロバス)と運転手を一体的に提供する不適切なサービスなど、道路運送法に違反するサービス事例も散見されるところです。
利用者の皆さまにおかれましては、次の点に留意し、適切にご利用ください。

運転手付きマイクロバスの手配は国土交通大臣の許可を受けたバス会社を利用しましょう。

  • 運転手付きの「白ナンバー(注釈1)」のマイクロバスは、いわゆる「白バス」と呼ばれる道路運送法に違反するサービスです。利用するのはやめましょう。
  • 道路運送法の許可を受けたバス会社(貸切バス事業者)の正規のマイクロバスには「緑ナンバー(注釈2)」がついています。
  • 正規の貸切バス事業者には「輸送引受書」や「領収書」などの関係書類の交付が義務づけられています。口頭による契約は、法律に違反するサービスです。
(注釈1)「白ナンバー」とは、白地に緑文字のナンバープレートのことを指し、自家用自動車として登録されていることを示しています。
(注釈2)「緑ナンバー」とは、緑地に白文字のナンバープレートのことを指し、事業用自動車として登録されていることを示しています。

レンタカーのマイクロバスには運転手は付いていません。

  • レンタカー会社からは、車を借りることしかできません。
  • レンタカーを借りた場合には、車を借り受けた利用者自身が運転しなければなりません。なお、車を借り受けた利用者自身が、自らの意思でほかの人に運転を依頼することはできますが、この場合、実際に運転する人の氏名等をあらかじめレンタカー会社に申告しておく必要があります。
  • レンタカーと運転手が一体的に提供されるサービスも、いわゆる「白バス」と呼ばれる法律に違反するサービスです。利用するのはやめましょう。
  • 運転を依頼した人などに、レンタカーの手配をしてもらうことはできません。

違法な「白バス」を利用して事故に遭った場合、保険の適用がないことがあります。

  • 違法な「白バス」を利用して、万が一、事故に遭って負傷した場合、適切な損害賠償がなされず、治療費などの損害額を利用者自身が全額負担しなければならないケースもあります。

お問い合わせ

九州運輸局 長崎運輸支局 輸送監査部門
電話番号:095-839-4747 (音声ガイダンスにて2番)

更新日:2019年07月30日