伝統芸能《浜田浮立》

浜田浮立

浜田浮立の写真

1. 由来

 浜田浮立は、江戸時代の終わりごろ諫早から大村を経て、浜田郷に伝わったといわれています。雨乞いに使われ、小島田の権現神社に奉納し、後、岩屋神社まで行列を編成して登り奉納したが、雨が降らないことはなかったと言い伝えられています。
 雨乞いの前日は、草を刈って道を清めるのに沿道の人々も手伝い、当日は、辻々でオカユの接待をしてくれました。
 昭和13年と昭和33年(300人余り)に参加した人の話によると、帰りは雨にびっしょりぬれて帰ったということです。

2. 行列の構成

イ 塩はらい 1人
ロ 傘鉾 約10人
ハ 矢箱もち 2人 鉄砲 2人
ニ カラ(槍持ち) 8本、16人
ホ 提灯箱 女多人数
へ ササラ 多人数
ト カケ踊 人数不定
チ 鉦 2個
リ 大太鼓 2個
ヌ 小太鼓(モラシ) 1個 4人~5人
ル 笛 15人

3. 芸能の構成

イ 道行き

道中囃子を演ずる。太良、岡崎。岡崎は他の浮立に出合った時に負けないように吹く曲。

ロ 庭入り

鳥居から境内までは庭入りの曲を演ずる。

ハ 庭うち

境内で一同整列し、初め太鼓をドンと打ってから笛を吹き踊りに入る。
庭うちの時だけ月の輪をかぶる。

ニ ホーガンサン

庭うちがすんでから行うお経笛といわれている。

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更新日:2019年03月01日