時津町の水道
水道とわたしたちの快適で安全な暮らし。
私たち1人ひとり、毎日、毎日、使っている水。
私たちの暮らしに、1日も欠かすことの出来ない水。
水道は、町民の生活を守り、社会の活動を支えています。
その水道とそこで働く人たちの役割についてみてみましょう。
水道水はどのようにして家庭までとどくの?

ためる
時津町では、1年間に約1,800ミリ~2,000ミリの雨が降ります。
降った雨は、土や山に吸収されます。そのままにしておくと、川から海に流れてしまうので、ダムをつくり、山から流れてくる水をためています。
つくる
浄水場は、ダムや川から送られてきた水の状態を調べて水を安全な飲み水に変えます。また、いろいろなところへ水を送ります。
おくる
浄水場から家庭までは配水管と給水管を通して水を送ります。
解説
浄水場は、水質の状態によって、設備や装置等の操作、薬品注入、沈でん、ろ過等により水・及び水質等を制御し、水質基準に適合する浄水を作り、皆様へ供給する重要な所です。
浄水場のはたらきを教えて?

川やダムから取り入れた水を安全な飲み水にするところが浄水場です。浄水場には、いろいろな施設があります。
ここでは、浄水場のしくみをみてみましょう。
浄水場防水をつくる工場のようだね。ここで安心して飲める水ができるんだ。


着水井
- 取水した原水が最初に流れ込むところ。原水の流れ込む量を調整したり、よごれを調べたりします。

混和池
- 原水に薬品を混ぜて、こまかいごみや砂を、沈みやすいかたまりにします。

沈でん池
- 沈みやすくなったごみや砂と水とを分ける役割をします。

ろ過池
- 沈でん池でも取りのぞけなかった、さらに小さなごみを取りのぞき、きれいですんだ水にします。

活性炭ろ過池
- 活性炭という薬品で、水の中のにおいを取りのぞき、よりおいしい水にします。

消毒室
- きれいになった水に、塩素を加えて消毒し、安全な飲み水にします。

配水池(PC)
- 浄水場から送られてきた飲み水をためています。ここから、家庭や学校そして工場などに送られます。

配水池(ステンレス)
- 浄水場から送られてきた飲み水をためています。ここから、家庭や学校そして工場などに送られます。
解説
- 水道水の水質は「水道法」「厚生省令」に規定する水質基準によって規制されています。この水質を守るために、浄水場は日夜休みなく働いています。
- 活性炭ろ過池:臭気、色、陰イオン界活性剤、フェノール等が活性炭に吸着され、より一層安全でおいしい水を作る施設です。
浄水場を出た水は?
ダムや川から導水管を通り、浄水場へ送られ、さまざまな浄水作業を終えた水。ようやく原水は、飲み水になりました。さて、次はどのようにして、各家庭に送られるのでしょう。

解説
共同住宅やビルでは、水を一旦受水槽に溜めポンプで屋上の水槽(高架タンク)にくみ上げて、各階へと送っています。


時津町の使う水の量と人口のうつりかわり

1人が1日に使う水の量
時津町のくらしのうつりかわり

- 水洗便所の使用人数(のべ人数)

- 一日平均給水量(立法メートル)
解説
昭和45年以降は、人口増加と生活水準の向上に伴って、年間の使用水量も増えています。水は限りある資源です。大切に使用するよう心掛けましょう。
きれいな水を届けるために?

安全でおいしい水をお届けするために、上下水道課ではたくさんの人々がはたらいています。それぞれが、いろいろな役割をもっています。
水を守るためにたくさんの人が、昼も夜も働いているんだね。

水の流れを見守る人たち
どの地域にもいつも同じように、水が流れるよう調整します。また、漏水(水もれ)などの早期発見に努め、24時間体制で監視しています。

浄水場の様子を調べる人
きれいな水ができるように、機械がうまく作動しているか、注意深くみつめています。

水の検査をする人
安全でおいしい水をお届けするために、水道局では水質を検査し、各家庭へ送っています。

水もれを見つける人たち
車の少ない深夜になって、水がもれている音を聞いて、水もれがないかどうかを調べます。

配水管の取り替えをする人たち
古くなった配水管を計画的にとりかえ、水の出をよくしたり水のよごれがないようにしたりしています。
解説
浄水場では各ポンプ所及び配水池の水位や流量をもとに町内全域を管理し、各施設の異常や漏水の発見などに努めています。また、安全でおいしい水をつくるために水質を検査し、24時同体制で運営しています。
地球にはどのくらい水があるの?
私たちの住む地球には、たくさんの水があります。でも、ほとんどの水は、海の水で水道に使える水は大変少ないのです。皆さんもダムや川に遊びに行ったときは、水をよごさないようにしよう。

水道水になるまでには、たくさんの人の手がかかっています。私たちの大切な水。みんなも水の使い方に気をつけよう。

水は限りある資源なんだね。
大切な水だからみんなで上手に使う工夫と努力が、とても必要なんだ。

解説
節水はダムに変わる水資源です。みんなで節水に心がけましょう。また、川やダムの水源を汚さないようにしましょう。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
上下水道課
〒851-2198
長崎県西彼杵郡時津町浦郷274-1
電話番号:095-882-2538(直通)
ファックス番号:095-882-5655
更新日:2019年03月01日