伝統芸能《銭太鼓浮立》

銭太鼓浮立(左底郷)

銭太鼓浮立の写真

1. 由来

 その昔、山崎丹後守が、諫早の川内町一帯の干拓事業を起こした。これが諫早平野の基礎となったといわれ、川内村という村まで生まれたので、丹後守の徳をたたえ、お金を竹筒に入れて打ち鳴らし、「黄金の音がするぞ」と、家々を踊り廻ったのが、銭太鼓のはじまりといわれています。
 江戸末期ごろ、左底に伝えられたといわれるが、笛の音調から確証はないが、式見から伝わったのではないかといわれています。
 はじめは、雨乞いに使われていたが、後には、祝事にも使われるようになりました。

2. 行列の構成

イ 塩ふり 1人
ロ 傘鉾 2組 1組3人
ハ 山車
ニ 大太鼓 3人
ホ 踊子 女多数

3. 芸能の構成

イ 踊りの始まりには、前笛があり、その前笛により、踊子は踊りの準備をし、太鼓が鳴ってから演技が始まる。
ロ 踊りは女が、腰を屈伸し、膝や肱、肩などに銭筒をまわして、上下に振りつつ踊る。
ハ 笛は1番から3番まであり、演技中も道行も、同じ笛の繰り返しである。
ニ 祝事の時は、ふつう二回演じるが、雨乞いの時は、かなり長く演じる。

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更新日:2019年03月01日